ID 10726
登録日 2009年 3月 3日
タイトル
梅 日田春めく 各地でライトアップ 桜 紅白咲き乱れ おおやま梅まつり
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/80869
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元urltop:
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写真:
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「第29回日田おおやま梅まつり」(22日まで)が開かれている日田市大山町では、梅の花が満開を迎え、多くの観光客の目を楽しませている。メーン会場の「おおくぼ台梅園」(西大山)では、夜の梅を照らすラ
イトアップが始まった。
会場には「鶯宿(おうしゅく)」や「南高」など約6000本の紅白の梅が咲いている。中でも「ウメ、クリ植えてハワイへ行こう」を合言葉に始まった町おこし運動のスタートとして、1961年に植えられた樹齢約半世紀の梅2
0本が見ごろを迎えている。夜の梅を照らす6本のライトは午後6時半ごろから点灯する。
7日午後6時45分からは、同梅園の特設会場でジャズコンサートも開かれる。ジャズバンドによる演奏や歌を聞きながら、夜の梅を満喫できる。コンサート当日は、ライトの数を倍以上に増やす。
また、15日には近くの豊後・大山ひびきの郷で、趣向を凝らした音楽と踊りを披露する大山町と福岡県の7チームによる「梅の郷九州よさこい祭り」も開かれる。どちらも入場無料。小雨決行。ひびきの郷=0973(52)
3000。
■求来里喜平をしのぶ桜開花 求町の慈悲観音
明治初期に農民一揆の首謀者として処刑された求来里喜平をしのぶ「慈悲観音」(日田市求町)近くに、今年も「観音桜」の名で親しまれている5本の桜が開花した。濃いピンク色が特徴の河津桜は7分咲きで、夜間はラ
イトアップされている。
喜平は1835年、現在の求町に生まれた。70年に凶作や維新後の混乱から起きた「日田県竹槍騒動」のリーダーとなり、仲間4人とともに処刑された。喜平の子孫で、地元の足立栄子さん(73)と静岡に移住した森野ス
ミ子さん(故人)が、喜平をしのんで1992年に観音像を建立、3年後に桜を植えた。
森野さんは苗木を植えた年に亡くなり、花を見ることはなかった。だが、2人の思いを表すかのように、桜は毎年、喜平の命日(旧暦2月27日)ごろに満開になるという。ライトアップは25日まで。
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