ID 10646
登録日 2009年 2月25日
タイトル
ハナノキ:元気になれ!! 樹勢回復作業--東近江・南花沢
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090224ddlk25040579000c.html
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元urltop:
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写真:
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東近江市南花沢町にある国の天然記念物「南花沢のハナノキ」の樹勢が近年衰えてきていることから、市はこのほど、樹木医らに依頼して樹勢回復作業を行った。「南花沢のハナノキ」は樹齢400年、太さ5・
32メートル、高さ約12メートルの巨木。日本で確認される最西端で最大の巨木として知られ、同市北花沢町の「北花沢のハナノキ」とともに国の天然記念物に指定されている。【斎藤和夫】
北花沢のハナノキは今なお元気だが、南花沢のハナノキは中が空洞化し、近年は花の付きもまばらになり、枝もあちこちで枯れ始めている。このため、市教委が何とか樹勢を回復させようと、手当に乗り出した。この日
は、根を傷めないように圧搾空気を送るエアースコップを使い、手掘りで根の発育状況を調べたり土壌改良を行うとともに、日当たりを良くするため、周囲のヒノキやイチョウの枝を払った。
作業に当たった県樹木医会の北村正隆副会長は「ハナノキは浅いところに根を張る習性があるが、木を守ろうとして周りに石垣を積んだり、土を盛ったのが逆作用で、樹勢を衰えさせてしまったようだ。まだ、幹が枯れ
ていないので、幹の途中から出る不定根などを誘導して根を張らせれば元気が取り戻せそう」と話していた。
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