ID 931
登録日 2006年 5月 4日
タイトル
遺志金で桜の植樹活動 下諏訪桜いっぱいにする会
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=3472
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元urltop:
-リンク切れ->
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写真:
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下諏訪町を桜でいっぱいにしようという下諏訪桜いっぱいにする会(小口剛会長)は今年度の活動から、同会発起人の1人で初代会長を務めた故平山正健さんの遺志金を活用して植樹活動を展開している。
桜で染まる町を夢見た故人の思いを実現させようと、会員たちは新たな夢も広げている。
平山さんは仲間から「平山ドクター」の愛称で呼ばれていた。同会は20年余り前、飲み仲間が集まって桜がいっぱいに咲く町を夢見て発足させた。初代平山会長は平成元年4月の桜の満開の季節に65歳で亡くなった。
遺志を継いで遺族から会に100万円が寄付された。会では同町の桜の名所水月園の一角に新たな桜の森をつくる基金にしようと、これまで大切に保管していたが、会の現在の活動が補植作業が中心となり、新しい桜
の公園も現実的には難しくなっていることもあって、今年度から植樹する苗木を基金を利用して購入することにした。
これまでに六百数十本の桜を植えている。今年は3本を諏訪湖畔のジョギングロード沿いに植えた。
現会長の小口さんは4代目の会長。歴代会長のうち、自分の植えた桜で唯一花見ができなかったのが平山さんだという。
小口会長は「(平山さんは)花見団子を用意する当番まで決めて楽しみにしていたのが、夢のままで終わってしまった」と、「ドクター」を思い起こす。
同会の中では「町の里山を桜の山にしよう」「今から千年後に向けて、正真正銘の千年桜を育てよう」という夢も語られている。新たな夢の実現に向けて平山さんの遺志も後押しする。
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