ID 10462
登録日 2009年 2月11日
タイトル
『苗木植樹を区民運動に』 公園面積 23区で最下位 豊島区
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20090212/CK2009021202000057.html
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元urltop:
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写真:
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人口密度は全国一、でも二十三区で一番公園の面積が狭い-。豊島区はこの汚名を返上するため、区内に三十一ある区立小中学校に通う約一万人の児童と生徒が、一人一本の苗木を植えるイベントを始め
る。高野之夫区長は「豊島区だからしなくちゃいけない。航空写真を見ると、コンクリートとアスファルトばかりで『東京砂漠』といっても過言ではない。一大区民運動にしたい」と意気込みを語った。 (比護正史)
同区は昨年十一月に中野区を抜いて、日本一の高密都市となった。一方で、公園面積が二十三区で最下位という現状があり、限られたスペースでいかに緑を増やしていくかが課題となっている。区は新年度当初予算案
に、「グリーンとしま」を再生するキックオフイベント事業として、一千万円を盛り込んだ。
植樹イベントは四月二十八日から五月八日にかけて全区立小中学校で行われ、約一万本のシイやカシ類を中心とした広葉樹を学校の周辺に植える。また、植樹イベントを通して、子どもたちに生きた環境教育を受け
てもらうことも狙いだ。
区の推計では区内には現在約八万本の木々があり、この植樹イベントを十年間継続すると約十八万本の木々が生まれることになる。
区は植樹イベントの後の五月三十、三十一の両日、横浜国立大名誉教授の宮脇昭氏(植物生態学者)を招き、「緑と環境の区民フォーラム」を開催する。フォーラムでは、植樹を体験した子どもたちのメッセージなども
紹介する。
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