ID 10414
登録日 2009年 2月 4日
タイトル
樹木伐採、元の景観に 県教委、城の見え方の変遷を調査
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20090205ddlk39040540000c.html
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元urltop:
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写真:
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明治以降の写真募集
かつては高知市内各地から見渡せた高知城(高知市丸ノ内1)の景観を取り戻そうと県教委は、景観を遮る樹木を適正に管理する計画の策定に乗り出す。参考として、城の見え方の変遷をたどるため、明治以降に写し
た城の写真を一般から募集して「城の原風景を特定したい」と話している。【服部陽】
高知城は1603年に初代土佐藩主の山内一豊が築城。周辺には1873年に県立公園となった高知公園が広がり、松や杉などが植えられている。
これまで高知市が城周辺の建物を高さ28メートル以下に規制するなど景観に配慮してきた。しかし、周辺の公園内の木が育ち、密度も高いことから、周辺住民からは「城が見えない」などの声が上がっていた。
また、木の根が張ることで石垣が崩れる可能性もあり、今年で公園が開園135年を迎えることから4月以降に城周辺の木を伐採するなどの管理計画を策定することになった。
写真は高知城から1キロ以内で撮影され、城自体が見えるものが対象。募集は3月31日まで。問い合わせは県教委文化財課(088・821・4761)へ。
同課は「写真を参考にして城と自然が調和のとれた状態にしていきたい」と話している。
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