ID 10353
登録日 2009年 2月 3日
タイトル
松江の「舟つきの松」伐木作業開始
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新聞名
山陰中央新報
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元URL.
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=509826179
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元urltop:
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写真:
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樹勢の衰えが深刻化し、枯死と判定された松江市南田町の「舟つきの松」の伐採作業が二日、始まった。地元住民らが作業の安全を祈願し、推定樹齢約三百年の地域のシンボルに別れを告げた。
舟つきの松は、安永三(一七七四)年に松江藩主へ嫁いだ仙台藩主・伊達宗村の娘が持参した盆栽を移植したもので、幹回り三・六五メートル、枝の広がる面積が二百十平方メートルに及ぶ銘木。二〇〇七年五月ごろか
ら樹勢が衰え始め、昨年九月に枯死と判定され、伐採が決まった。
伐採作業に先立ち、地元住民ら約五十人が参加し、安全を祈願。神職の祈願に続き、代表者三人が松に散米と散酒を行った。同町の無職立脇大造さん(78)は「子どものころから見てきた銘木。伐採は寂しい」と別れを
惜しんだ。
この日は、のこぎりやチェーンソーで枝を切り落とした。三日に幹を切り倒し、来週初めまでに根を掘り起こす。
管理する市は、伐採した松の一部を防腐処理し、近くの公共施設に展示する予定
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