ID　10088

登録日　2009年 1月　6日

タイトル

天然記念物「八百杉」延命へ樹勢回復事業

新聞名

新聞名 山陰中央新報

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http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=509155004

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島根県隠岐の島町の玉若酢神社境内にあり、国の天然記念物に指定されている巨木「八百杉（やおすぎ）」の延命に向けた樹勢回復事業が、文化庁の補助を受けて始まった。二〇〇八年度から三カ年掛けて 進める。
　樹高三十メートル、樹齢千年を超えるとされる八百杉は、幹の中の一部が腐って空洞になり、葉の量も木の大きさに比べて少ない上、根にも傷みがあるなど樹勢の衰えが目立っていた。
　事業ではこれまで、巨木を支える長さ約十六メートルの支柱七本を、腐食があったことから取り換えた。三月末に掛けては、根元付近の土壌に栄養剤を注入して土壌改良を進める一方、樹木上部の枯れ枝の除去を進 める。
　〇九、一〇年度には、土壌改良を根元付近から、さらに周辺部分へ広げる予定。一連の事業を通じて根の状況を改善し、島の観光資源であり、シンボル的な存在でもある巨木の延命を図る。