ID 9840
登録日 2008年 12月 8日
タイトル
タイトル
づくイチョウ1200本 垂水市の中馬さん30年かけ育てる 見ごろ今週末まで
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新聞名
新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/64452
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元urltop:
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写真:
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垂水市新御堂を走る県道垂水南之郷線沿いの山林約4ヘクタールに、約1200本のイチョウの木が並び、黄色一色に染まっている。近くの農林業中馬吉昭さん(66)が約30年かけて育てた林で、積もった落
ち葉はじゅうたんのよう。20日ごろまで開放中で、今週末までが見ごろという。
中馬さんは、東京から帰郷した際、雑草が生い茂っていた山林の整備を思いたった。東京で見ていたイチョウ並木を思いだし「周囲の景色のためにもなる」と考え、苗木を植え始めた。
約10年かけて植樹。1回に半月かかる下草刈りを年4回繰り返し、手入れを続けてきた。約5年ほど前から、訪れる人が増えてきたという。入り口には「世間自然遺産 垂水1000本イチョウ 僕立公園」とユーモアたっ
ぷりの看板も立ち、訪問者を楽しませている。
身近な景勝地などの地域資源を「世間遺産」として掘り起こしている鹿児島市の特定非営利活動法人(NPO法人)「まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会」は、山林を遺産に「承認」。東川隆太郎代表理事(36)は
「育てた人の思いが伝わる素晴らしい風景」と話している。
中馬さんは「(奈良県)吉野山のサクラは『一目千本』というけれど、その向こうを張りたい」と目を細めた。
=2008/12/09付 西日本新聞朝刊=
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