ID 9732
登録日 2008年 12月 2日
タイトル
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小山の専門学校がベトナムへ桜寄贈 学校建設も計画
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新聞名
新聞名
下野新聞
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元URL.
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20081202/82227
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元urltop:
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写真:
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ベトナムに桜の名所をつくろうと、「ハノイ桜千本植樹プロジェクト」に取り組む中央福祉医療専門学校はこのほど、ハノイの日本大使館で植樹祭を開いた。同校は、貧しい子どもたちのための小学校建設も計
画しており、滞在中に建設予定地へ足を運んだ。完成目標は、千本の桜並木誕生と同じ二〇一〇年。
同校は五年前、ベトナムの大学と姉妹校となり、以来毎年、学生が同国を訪問。孤児院を訪れたり、昼間から働く子どもの姿を見ているうち「この子たちのために学校を造ろう」という声が挙がったという。
学生たちは昨年から募金活動に取り組み、学園祭や空き缶を集めて得た売上金とともに「学校創立基金」として積み立ててきた。目標金額にはまだ遠いものの、卒業生や賛同する企業から浄財が寄せられるなど、周囲
の理解も広がっている。
ハノイ市との話し合いで、土地はベトナム側で用意し、同校が校舎を建設することを確認。予定地は、ハノイ市から約六十キロの街に決まったという。
植樹祭には同校の学生、職員など三十三人をはじめ日本大使館や協賛企業関係者、ハノイ市幹部らが参加。ハノイ市に苗木五百本を寄贈したほか、宮杉早苗江理事長や学生代表が坂場三男大使らと、同大使館前の道
路沿いに桜十本を記念植樹した。
桜は来年も五百本寄贈し、計千本をハノイ遷都千年の二〇一〇年にストリートに植え替える予定。学校と桜並木、同校の二つの取り組みが、ベトナム記念の年に花を添えることになる。
昨年に続いてベトナムを訪れた二年生山関由佳さん(20)は「ハノイの街並みに千本の桜が咲いている姿を想像するとうれしくなる。学校建設もぜひ成功させたい」と話していた。
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