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ID 9712
登録日 2008年 12月 4日
タイトル
タイトル
お節引き立つ空間演出 昔ながらの木のぬくもり 折り箱職人
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新聞名
新聞名 北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/132847.html
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました hhh
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お節料理などの木製の折り箱を作る函館市宝来町の広部商店の二代目、広部邦男さん(63)は、年末に向け朝から晩まで休む暇がない。「箱が目立つようではだめ。いい箱に入ったお節は、中身がぐっと盛り 上がって見える」。昔ながらの折り箱を作り続けて三十八年になる職人の自負だ。  「折長」の屋号で知られる同社は、折り箱職人の父弥三郎さんが一九四六年(昭和二十一年)に創業した。邦男さんは二十五歳の時に手伝い始め、九六年に会社を継いだ。職人は自分一人だけ。製造から販売まで手が ける。  結婚式の引き出物のカステラやようかんを入れる折り箱の注文は七〇年代に比べ半減。木製の折り箱製造会社も現在、市内では広部商店を含めて二社に減った。  それでも、十一月は市内のデパートなどからお歳暮用、十二月は市内のホテルや仕出屋からお節用の注文が殺到する。今月は連日五十箱ほどを作り続ける予定だ。  材料は昔から、高級な秋田スギか、エゾマツと決めている。見た目の良さは、折り箱の板のかんなの掛け具合で決まる。「木は香りもいいし、料理の蒸気を吸収してくれる。プラスチックより料理の日持ちがいい」と強調 する。  真新しい箱と、かんなくずが散乱した工場内で静かに箱と向き合う邦男さん。「正月は朝から酒が飲みたい。そのためにあと一カ月近く、頑張らないと」。作業は大みそかまで続く。(
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