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ID 9581
登録日 2008年 12月 1日
タイトル
タイトル
野生動物が暮らせる森を 日本熊森協会の森山会長が講演
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新聞名
新聞名 長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=12661
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元urltop:
-リンク切れ->
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写真:
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上伊那歯科医師会ホリスティック医学研究会主催の第12回医学健康セミナーは11月30日、伊那市西春近のかんてんぱぱ「くぬぎの杜ホール」で開いた。兵庫県に本部を置く日本熊森協会の森山まり子会長が 「クマの棲(す)む豊かな森を次世代へ」と題して講演し、約120人が聴講。野生動物が暮らせる環境の大切さについて語り、自然林の保全、復元の必要性を訴えた。
 森山さんは兵庫県内の中学校で理科の教師を務めていた1992年、生徒が書いた作文をきっかけに、絶滅寸前のツキノワグマ保護を訴える活動をスタート。97年には同協会を結成し、野生動植物の保全活動を展開 している。
 講演で森山さんは、農作物を荒らしたり、人里に出現したために駆除されているクマの実状について説明。クマは「臆病な生き物。本来、人を襲う習性はない」とした上で、近年、人里に現れるようになった原因を「人間 が奥山に入り込み、すみかやえさ場を奪ったため」と指摘した。
 また野生動物のすみかとなっていた奥山に、人間の都合でスギやヒノキを中心とする針葉樹が植えられた結果、「森に日光が入らなくなったため、下草がなくなり、虫もいなくなった」と強調。「動物を滅ぼす森は人間を 滅ぼす」と警告し、人間が生きていくためにも「奥山を広葉樹の森に戻し、街に出てきた動物たちに帰る場所をつくってあげよう」と呼び掛けた。
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