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ID 9497
登録日 2008年 11月22日
タイトル
タイトル
首かけの松」変色 加賀・実盛塚 葉の一部、害虫被害か 対策急ぐ
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新聞名
新聞名 北國新聞
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元URL.
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20081123102.htm
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました hhh
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平家の老将・斎藤実盛を葬ったとされる加賀市篠原町の「実盛塚」に立つ「首かけの松」の葉が、今月に入って変色してきた。害虫被害に遭ったとみられ、同市は近く樹木医にマツの病状診断を仰ぎ、源平争乱 の歴史に由来する名木の保護へ対策を急ぐ。
 「首かけの松」は樹齢約三百五十年といわれるクロマツで、一説には、十二世紀、木曾義仲軍が篠原の合戦で討ち取った実盛の首を掛けたマツを、枝分けしたものと伝わる。高さは約十三メートル、幹回りは約三・二メ ートルあり、実盛の墓所と伝わる塚を覆うように枝を伸ばしている。実盛の最期については、平家が総崩れとなる中で奮戦した逸話が謡曲「実盛」などで語り継がれ、今も全国から塚を訪れる人がいる。
 マツの異変に気付いたのは角井信則金明公民館長(63)。今月十日ごろ、一年中緑色のはずのマツの葉が、遠目にも赤く見えるほど変色していたという。
 現在は雨と強風で枯れた葉が落ち、枝の先端近くの葉が黄や茶色に変色している。塚の隣に住む高齢女性は「十メートル先の私有地のマツは害虫被害で枯死寸前。首かけの松にも虫が付いているはず」と心配する。
 市内で被害が広がる中、市は二十五年前から首かけの松に防虫剤の散布を続けているが、数年おきに害虫被害が出ている。市は「地域の観光資源として枯らせるわけにはいかない」とし、対策が必要かどうかを含め てマツの病状を慎重に診断する。
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