ID　9476

登録日　2008年 11月23日

タイトル

小田原城の樹木１１本を伐採へ

新聞名

新聞名 読売新聞

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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20081124-OYT8T00088.htm

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小田原城址公園（小田原市城内）で「馬出門(うまだしもん)」などの復元工事を進める小田原市は、周辺に茂る松、桜、梅の樹木１１本が地下の遺構を壊したり復元する門などを壊す恐れがあることが分かり、 伐採する方針を固めた。伐採費２５０万円を盛り込んだ補正予算案を市議会の１２月定例会に提出し、可決されれば年明け早々にも実施する。
　市文化財課によると、昨年１０月から、明治時代初期に取り壊された馬出門などの復元工事を進めているが、門近くで遺構の破損が判明。江戸時代の雨水排水施設「石組水路」の石と石の間に松や桜の根が入り込み、石 が割れたり浮き上がったりしていた。また、復元後の馬出門や土塀、石垣も、梅などの根が伸びて壊れる恐れがあるという。
　１１本はいずれも関東大震災後に植えられ、樹齢９０～３０年。同課は「出来るだけ現在の景観を維持したかったが、やむを得なかった」としており、史跡の保護、継承へ理解を求めている。