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ID 9438
登録日 2008年 11月20日
タイトル
タイトル
桃栗3年これからは・・・柿も3年
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新聞名
新聞名 読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20081119-OYT8T00867.htm
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元urltop:
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写真:
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古くから「桃、栗3年柿8年」といわれ、柿は木の成長が遅いため実るのは早くても5、6年かかるのが通説だが、県果樹振興センターが柿の育苗期間を短縮する技術を開発。桃などと同じ2、3年で果実が出来 る柿の木づくりに全国で初めて成功した。同センターの脇坂勝・栽培管理チーム主任研究員は「古木伐採にためらっていた栽培農家の役に立てば」と話している。
 奈良は国内で2位の柿の生産量を誇り、五條市は特産地として知られる。だが、老木の植え替えは収穫までに時間がかかり、ためらう農家が多かったことから、脇坂主任研究員らが約3年前から研究していた。
 一般的に柿の苗を量産する場合、接ぎ木ができる大きさに育てるため、畑に植える。しかし、植え替えの際に毛細根が切断されてしまい、成長を遅らせる原因の一つとされていた。
 同センターは植え替えをスムーズに行うため、植木鉢で栽培する手法を採用した。水はけを良くした「特殊土壌」(脇坂主任研究員)を使って成長を促進。鉢を持ち上げることで地面近くよりも細かな作業も出来、接ぎ木 が、通常行う幹の太さより細い直径4ミリでも可能に。接ぎ木までにかかる期間を通常の3分の1の約4か月に短縮した。
 植木鉢での栽培は、家庭でも用いられるが、容積が小さいため根が育ちにくいという問題があったが、年4回程度、成長に合わせた大きさの植木鉢に植え替えて対応。その結果、種を植えてから2年間で高さは2メート ル程度になり、実がなる大苗に成長したという。
 同センターの農園では、現在、種から育てた3年生の「富有(ふゆ)柿」の木は数個の実をつけ、この技法を特許出願中という。
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