1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 8.樹木
  4. 樹木・植樹・木のニュースアーカイブ TOP
ID 9437
登録日 2008年 11月20日
タイトル
タイトル
光のリレーともった
.
新聞名
新聞名 読売新聞
.
元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20081119-OYT8T00291.htm?from=navr
.
元urltop:
.
写真:
  写真が掲載されていました hhh
.
JR武蔵境駅北口の本町通りのケヤキ並木に、今月15日からイルミネーションが点灯した。ライトアップに向け、8年がかりで奔走してきた地元商店会会長の神田忠輝さん(69)が、大病を患って陣頭指揮を 断念。意志を継いだ若手商店主らの奮闘で実現にこぎ着けた。20年以上の歴史を持つ吉祥寺駅前のイルミネーションほどの華やかさやにぎわいはないが、ケヤキ並木はきらりと輝いている。(大垣裕)  「武蔵境の街並みを明るくしたい」。神田さんは8年前、本町通り商工会の会長に就任した直後から、ケヤキ並木のライトアップを考えていた。だが、会員の寄付だけで、400万円以上とされる資金を集めるのは難しく、 数年前から駅前の花壇に1本だけ立つモミの木に電飾を施したが、ケヤキ並木までは広げられずにいた。
 同商工会を含む駅周辺の11商店会で作る「武蔵境商店会連合会」は8月、「今年こそ実現を」と初めてイルミネーション委員会を設立。委員長には神田さんが就いたが、直後に病気が発覚した。治療に専念するため、 神田さんは委員長を降りなければならなかった。
 後を任されたのは30~40代の商店主ら。「神田さんの願いをかなえよう」と立ち上がり、市や市開発公社などと何度も掛け合い、補助金を獲得した。駅前の大型スーパーや教習所などにも協力を仰ぎ、約6万個の発光 ダイオード(LED)を飾り付ける費用約470万円を何とか集めることができた。
 ライトアップは15日から始まり、約200メートルにわたるケヤキ28本と駅前のシンボルのモミの木に青白い光がともされ、通りを幻想的に照らし出している。
 資金集めなどに駆け回った同委副委員長の医師吉野寿郎さん(48)は、「点灯した瞬間は胸が熱くなった。神田さんのためにも実現できてよかった」と喜ぶ。来月、手術を行う神田さんは「皆さんに頑張ってもらい、とて も感謝している。夢がかなって本当にうれしい」と感無量の様子。「病気を治して、また地元に奉仕したい」と意気込んでいる。
 ライトアップは来年1月12日までの午後4時半~午前1時。
..