ID 9131
登録日 2008年 10月20日
タイトル
菓子木型「現代の名工」市原さん講座/坂出・櫃石小
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新聞名
四国新聞
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元URL.
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/education/article.aspx?id=20081020000311
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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香川県坂出市櫃石の櫃石小学校(西浦雅弘校長)で20日、「ものづくり名人」の出前講座が開かれた。菓子木型製作で全国唯一の「現代の名工」認定を受ける市原吉博さん(62)=香川県高松市花園町=が
講師を担当。児童14人は市原さんの仕事に対する熱意や木型の歴史について講話を受け、型押し体験なども通して奥深い職人の世界への興味を深めた。
講座は県職業能力開発協会が2005年から開始。働くこと、ものづくりに対する意識を高めてもらおうと、県内の小中高校に名人(登録25人)を派遣している。同校はキャリア教育の一環として応募した。
木型は和菓子づくりに重要な道具の一つ。季節の花木やタイ、ツルなどを1、2枚の木板に細かく彫り込んで作製する。児童は市原さんの経歴や木型を紹介するビデオを見た後、一枚木型を使った型押しに挑戦。ヘラ
で木型に砂糖を押し詰め、うまく裏返してタイやキクが姿を現すと「うまくできた」「すごくきれい」と喜びの声を上げた。
質疑応答は約1時間と熱が入った。「どれぐらい練習しましたか」との問いには「毎日12時間は彫刻刀を握っていた」と市原さん。その上で「職人は技術。そして道具を大切にすることが大事。一筋の道をずっと歩いて
いくと、認めてもらい、ごほうびがもらえる」と、分かりやすく”ものづくり哲学?を披露した。5年の中野善暉君は「昔から伝わる技術はすごい。ぼくもコツコツ続ける仕事がしたい」と将来に向けて夢をふくらませていた。++/
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