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ID 8925
登録日 2008年 9月28日
タイトル
地球と暮らす:/60 在北伯群馬県人会 熱帯の原生林、次代に
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/select/science/news/20080929ddm016040038000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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南米アマゾン川河口近くのブラジル・ベレン市から北東約50キロに「アマゾン群馬の森」が広がっている。面積約540ヘクタールの広大な原生林には、鳥やトカゲ、バク、アリクイなど多くの動物が生息する。
ブラジルに移民した日本人でつくる「在北伯(ほくはく)群馬県人会」がこの森を取得して12年。ベレン市在住でコショウの栽培・輸出を手がける同県人会の岡島博会長(66)は「原生林は、子どもや若者が環境について 学ぶには最適な場所だ」と話す。
 現地の小中学校の子どもたちが毎月1回、この森を訪れ、トレッキングや環境保全の講義を通して熱帯雨林の重要性を学んでいる。年に2、3回の植樹祭も定着した。「環境について真剣に考える若者が少しずつ増え てきた」と岡島さん。
 「群馬の森」が生まれたきっかけは、92年にリオデジャネイロで開かれた国連環境開発会議(地球サミット)。アマゾンの森が開発の危機にさらされていることを知った県人会が、保護のため森の買い取りを計画した。同 会の陳情を受けて群馬県が96年に募金活動を始め、県内などから集まった3000万円で同年、約540ヘクタールを取得した。
 群馬県とは今もかかわりが深い。JICA(国際協力機構)を通した支援事業「草の根技術交流事業」(07年度から3年間)では、森林管理技術の専門家2人が測量や樹木の計測方法、大木の位置を特定するモニタリングな ど、熱帯雨林保護に必要な知識や技術をブラジル人技術者に指導している。
 99年から07年までは毎年、小学生計52人が「子ども緑の大使」として県から派遣され、前橋市のNPO法人「森の会」の支援でトレッキング、植樹などを体験した。森のシンボルでもあり、約60メートルの高さを誇るブ ラジルの国花「イペー」(ノウゼンカツラ科)の木など、熱帯の原生林にじかに触れた。
 多くの人の善意に支えられてきた群馬の森だが、資金難が悩みの種だ。「それでも森は守っていかなければ。次の世代に森をきちんと渡していくことは、森だけでなく環境を守るために必要だ」と岡島さん。2人のボラン ティアとともに、森の維持・管理に汗を流している。【
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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