ID 766
登録日 2006年 4月12日
タイトル
年輪刻んだ桜の巨樹圧巻 浜田、益田でツアー
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新聞名
山陰中央新報
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元URL.
http://www.sanin-chuo.co.jp/hobby/modules/news/article.php?storyid=527300085
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元urltop:
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写真:
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県西部の山間部に点在する桜の巨樹を見学するバスツアー「石見の一本桜めぐり」が、浜田市と益田市周辺であった。県内外から集まった約六十人が、年輪を刻んだ表情豊かな名木を楽しむと同時に、自然
災害や人災で傷んだ木と人間の共存について考えた。
浜田市三隅町の石正美術館が企画し、佐々木桜、海老谷桜(ともに同町)、金谷城山桜(益田市美都町)など六本を周遊。ガイドは神英雄主任学芸員と、多くの桜を治療してきた益田市の樹医・大森庸司さんが担当した。
推定樹齢六百六十年の大平桜は満開を迎えていたが、神学芸員は「花を見ないで、この幹を見てほしい」と名木の生命力を強調。多くの観光客が付近まで車で押し掛け、木が傷んでいる問題も挙げ「木を守るため、自
家用車の乗り入れ制限など保護対策を考えなければならない」と訴えた。
大森さんも、腐朽個所の処理、防除策などを説明しつつ「木は立っているだけで何も言えない。地域の人が声を上げてこそ、守ることができる」と呼び掛けた。
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