ID 8729
登録日 2008年 9月 5日
タイトル
樹木に殺虫剤注入し効果 カツラマルカイガラムシ対策
.
新聞名
山形新聞
.
元URL.
http://yamagata-np.jp/news/200809/05/kj_2008090500081.php
.
元urltop:
<-リンク切れ-
.
写真:
.
カツラマルカイガラムシによる広葉樹の葉枯れ被害が県内で拡大する中、被害の実態と防除方法についての研修会が5日、山形市の山寺公民館などで開かれた。山寺地区では、県などが6月から樹木に
殺虫剤を注入する防除試験を行っており、この方法が防除に効果があったことなどが報告された。
山寺地区では、立石寺西方の里山の尾根を挟んで被害が進んでおり、景観保全のため県、市、地元関係者らがこの尾根伝いに約200メートルの範囲で樹木220本の幹に殺虫剤を注入。カツラマルカイガラムシの移動
を防ぐ「障壁」とした。その結果、障壁の外側で被害を受けた樹木が一部あったが、障壁となった樹木に被害はなかった。
試験で使用した殺虫剤は主に松くい虫用のもので、50倍に薄めて注入すると樹木に薬害がほとんど発生しないことも分かった。県などは有効性が確認されたとして、防除に正式に使用できるようにするため、製造会社
を通し国に殺虫剤の用途拡大を申請したいとしている。
研修会は県などが主催し村山地方の各市町、森林組合などから約30人が出席。県内8市町の里山など約700ヘクタールで被害が出ていることや、防除試験の内容などについて県の担当者が説明した。
..