ID 8728
登録日 2008年 9月 9日
タイトル
公園、木製品で手軽に
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/plus/20080908-OYT8T00422.htm
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元urltop:
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写真:
イラストが説明として掲載されていました
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森林セラピーの効果はわかっていても、都会に住んでいると簡単に森林に行くことは難しい。
「でも大丈夫。近くの公園でも効果はある」と森林総合研究所の香川隆英・環境計画研究室長は強調する。
森林セラピーは、2泊3日の日程で、丸1日は森林の中でのんびり過ごすことを理想とするが、香川さんは「忙しい人でも、近くの公園なら週何回でも行ける。緑豊かな、近くのお気に入りの公園を見つけて」と話す。
森林総研の大平辰朗・樹木抽出成分研究室長が、大阪市内の長居公園の2か所で、樹木が放散するフィトンチッドの濃度を測ったところ、予想以上に高く、森林セラピー基地・ロードと大差なかった。大平さんは「樹木の
多い場所を探せば、都会の公園でもフィトンチッドの効果は十分得られる」と指摘する。公園で散歩や読書を楽しめば、気分もリフレッシュされるはずだ。
生活の中で、木製品を上手に使うのも一つの手だ。
九州大の綿貫茂喜教授は4年前、熊本県小国町で特産の小国杉の効果を調べた。
小国中学校の1年生3クラスで、それぞれ新品の杉材、新品の合板材、古い合板材の机と椅子(いす)を4か月間使用してもらい、免疫機能を比較した。新杉材を使った1組では、免疫機能の指標となる唾液(だえき)中
の免疫グロブリンAの量が3か月後に、他の2クラスに比べて約3割高まっていた。
実験中の2月には、インフルエンザが流行したが、1組の欠席者は延べ4人だけで、他のクラスの同30人、同61人に比べ群を抜いて少なく、新杉材の効果が確認された。
綿貫さんは「新品の杉材を使った教室では、揮発成分の濃度が高かった。木製品とふれあうことで、免疫力を高めることができるかもしれない」と話す。(
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