ID 8683
登録日 2008年 9月 2日
タイトル
豊かな景観守れ 、参道の巨木治療スタート
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新聞名
福井新聞
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元URL.
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=4979
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元urltop:
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写真:
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樹勢の衰えが目立つ福井県大野市の曹洞宗、宝慶寺参道に並ぶ巨木をよみがえらせようと、宝慶寺集落出身の市民らでつくる「宝慶寺会」が2日、スギの治療を始めた。
約700年前に開かれた修行寺「宝慶寺」へは、今は住人がいなくなった集落跡から約400メートルの参道が続く。脇には樹齢400年のモミをはじめ、100年を超すスギなど大木が並んで豊かな景観を保っているが、近
年、狭い参道を通る重機によって幹が傷付くなどして弱り始めた。
古里の寺と自然を守ろうと同会は7月、樹木医を呼んで約100本を診察してもらった。手当てが必要な木が41本あると分かり、治療することを決めた。
寺坂哲夫会長らメンバー6人が出て、県総合グリーンセンターの樹木医、今井三千穂さんの助言を受けながら、この日はスギ5本を治療した。なたやのみで、根元などの腐った部分を取って、消毒液を散布。殺菌と組
織形成促進、防腐の作用がある2種類の薬をはけで塗った。
同会は年内をめどに大部分に同様の“外科的”治療を施すことにしている。
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