ID　8610

登録日　2008年 8月27日

タイトル

中島小の樹木伐採問題で住民から賛否両論

新聞名

北海道新聞

元URL.

http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2008/08/26/20080826m_03.html

元urltop:

写真:

　

室蘭市日新小学校と統合し、新校舎「旭ヶ丘小学校」の建設地となる中島小学校敷地内の樹木伐採問題で、室蘭市は２５日、中島小の図書室で住民向けの樹木保全に関する説明会を開いた。伐採に対して賛 否両論の意見が出たため、市は再度の説明会開催について検討する方針だ。
　樹木は防犯上の観点などから校舎敷地内の見通しを良くするために伐採、新たに防犯フェンスを設ける。さらに、地域住民の伐採要望を踏まえた。
　同市が示した計画によると、全体の４６３本のうち、校舎の北側と東側にある１６５本の一部を残し、それ以外の大半を伐採して低木を植栽するという。
　説明会には約５０人が出席。住民からは「樹木を伐採するのは教育上よくない」「可能な限り校舎の緑を残してほしい」など反対意見が出た。これに対して「屋根の上に落ち葉が積もる。切ってほしい」「木も大事だが子供 の安全を犠牲にはできない」など計画通りに新校舎の建設推進や伐採を求める意見もあった。
　このため、市は工期が迫っている西側一部の伐採を今週中にも行い、その後に北側部分の樹木保全計画を策定し直し、あらためて住民に示して理解を得る方針だ。