ID 9086
登録日 2008年 10月14日
タイトル
緑の堤防 70キロ 最大68万本 県植樹へ
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20081014-OYT8T00624.htm
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元urltop:
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写真:
イラストが説明として掲載されていました
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県は来春から、利根川と江戸川沿いに植樹する事業をスタートさせる。県が進める「みどりと川の再生」事業の一環。国土交通省が盛り土整備した堤防の斜面に、ボランティア団体などと協力して広葉樹を植
える。上田知事は「将来、クワガタやカブトムシが捕れる空間になればいい。地域を巻き込み、県民運動として盛り上げたい」と話している。
14日に発表された県の計画によると、植樹を予定しているのは、深谷市から吉川市に至る約70キロの両河川の右岸堤防。国交省は2004~13年度、この区間で「首都圏氾濫(はんらん)区域堤防強化対策事業」(総事
業費約2000億円)を進めており、大利根町や吉川市では一部完成している。
県が7月、この堤防斜面への植樹を国交省に打診したところ、了解を得られた。県はコナラやクヌギなどの雑木林をイメージした森づくりを進める。
緑化に加え、地域コミュニティーの交流や子どもたちの環境学習に役立てる狙いもある。植樹可能な斜面は計約340ヘクタールあり、最大で68万本を植えられるため、植樹や管理は地元住民らに任せる予定だ。
第1号の予定地は大利根町新川通の約4200平方メートル。今後、県と国交省、町、ボランティア団体の4者が協定を結び、早ければ09年3月から植樹を始める。
県はボランティア団体に対し、苗木代や植樹、維持管理にかかる必要経費を補助する。財源には、県が新設した自動車税を原資とする「彩の国みどり基金」を充てる。県は、企業からの苗木提供や誕生日、記念日に植
樹する県民の募集なども検討していく。
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