ID 8468
登録日 2008年 8月 3日
タイトル
「根上松」の散策路整備 能美の守る会、枯死松のチップ敷き
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新聞名
北國新聞
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元URL.
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20080804103.htm
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元urltop:
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写真:
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能美市の「高坂・根上町緑を守る会」は十月、旧根上町の町名由来となった名木「根上松」のある松林で、坂道の散策路を階段に整備する。散策路には松食い虫被害で伐採した松をチップにしてまくことで雑
草の繁茂を防ぎ、市民が集う憩いの場として景観形成に役立てる。
整備するのは根上松東側にある散策路約七十メートル。急こう配な坂道で訪れた人が登りにくいため、同会と石川フォレストサポーター会が幅一・五メートル、二十段の階段に整備する。上には枯死した松をチップにし
て敷き詰め、日光遮断による雑草防除と雨水吸収による土砂の流出を防ぐ。
同所では三年ぐらい前から松食い虫による被害が拡大し始め、広さ約三万平方メートルに群生していた松の八割程度が枯死した。これまでに五百本以上を伐採し、切り倒した松の置き場や処分が問題となっていた。
同会は昨年十二月、伐採した松林を市民が集う憩いの広場にするため、根上中の生徒と協力して桜の苗木五十本を植えた。今年も年末に百本の植樹を予定している。
同会はこれまで、枯死した松の有効利用として炭やまき作りにも取り組んできた。十日には同市高坂町の高坂・根上町共同墓地でまき割りを行い、参加者には作業の返礼としてまきを贈ることにしている。
北村共二会長は「憩いの広場を造り、大勢の人に歴史のある根上松を見に来てほしい」と話している。
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