ID 7958
登録日 2008年 6月17日
タイトル
ジャカランダ:「豪州の桜」山鹿市に 元首相が苗木1000本寄贈
.
新聞名
毎日新聞
.
元URL.
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20080616ddlk43040326000c.html
.
元urltop:
.
写真:
.
並木に育て新名所に」
山鹿市の子供たちと交流を続けるオーストラリアのボブ・ホーク元首相が、“豪州の桜”と呼ばれる「ジャカランダ」の苗木1000本を市に贈った。苗木は市民の家でホームステイして越冬し、来夏に市内各所に移植さ
れる。市民は「日豪友好のシンボルとしてジャカランダ並木に育て、新名所にしたい」と夢を描いている。【西東靖博】
合併前の旧鹿本町が02年に開いた「オーストラリアフェア」に元首相を招待し、鹿本中生徒が全校あげて歓迎した。感激した元首相が「ボブ・ホークスカラシップ財団」(三谷直男理事長)を設立し、翌年から夏休みを利
用して山鹿の中学生(2人)の短期留学受け入れを始め、昨年までに市内の全中学で留学生が誕生した。苗木はこれを記念して贈呈された。
財団や市、市議会、市老人会連合会、鹿本農高などが「ジャカランダ実行委員会」を結成し、このほど、三谷理事長らが鹿本農高施設園芸科の生徒らと、苗木を鉢に植え替える引き渡し式をした。
苗木は秋ごろまで同高で預かり、その後、老人会員ら市民の家で育てられる。実行委が八千代座周辺など移植場所を選定し、来春、ホーク元首相も参加して植樹祭を開く。
実行委の会社社長、長曽我部徹さんは「5年ほどで花が咲くだろう。市民一人一人が育てる運動になって山鹿ならではの並木の風景を楽しんでもらいたい」と話している。
ジャカランダは南米原産の高さ15メートルになる常緑高木。春から夏にかけて藤紫色の美しい花を咲かせる。
..