ID 7957
登録日 2008年 6月17日
タイトル
ブナ、ミズキ植樹 北秋田・県立北欧の杜公園でボランティア参加
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/akita/news/20080616ddlk05040011000c.html
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元urltop:
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写真:
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第59回全国植樹祭(国土緑化推進機構、県主催)が開かれた15日、会場の北秋田市・県立北欧の杜公園では約9400人のボランティアらがブナやミズキなどを植えた。
式典には天皇、皇后両陛下がご出席。天皇陛下はあいさつでまず岩手・宮城内陸地震に触れ「一刻も早く人々の生活の平安が取り戻されることを願っております」と述べた。さらに「秋田スギの美林は人々の長年にわた
る努力のたまもの。全国植樹祭を契機としてさらに多くの人々の間に森づくりに参加していく機運が高まることを願います」と話した。
続いて天皇陛下がブナ、トチノキ、秋田スギの苗を、皇后陛下はカツラ、ミズキ、ヤマモミジの苗を植え、種をまいた。
また北秋田市の小学校の児童らがアトラクションを演じ、秋田の森から川、海を通じた自然の恵みの循環を表現した。【岡田悟】
◇巨大秋田スギの建材に驚き感心--表面には加工跡
会場には、北秋田市の胡桃館(くるみだて)遺跡で見つかった、1000年以上前に使われていた天然秋田スギの建材が展示された。
同遺跡は平安時代の915年に起きた十和田火山噴火による土石流で埋没した建物跡。67年からの発掘調査で、火山灰層の中から秋田スギを用いた4棟の建物跡と柵列跡が当時の姿のまま発見された。県有形文化財
に指定されている。
会場の建材は建物の土台部分に使われたもので、縦約40センチ、横約33センチ、長さ約13メートル。表面にはおのなどで加工した跡がある。
実際に手に触れることができ、藤里町の農業、田中正保さん(71)は「1000年以上前のものと聞き驚いた。よく腐らないで残っていた」と感心しながら表面をなでていた。【岡田悟】
◇「森づくり賛歌」、CD・会場でPR 予約チラシ配布
〇…市民参加モデルの植樹を進めるマイマイツリーキャンペーン(毎日新聞社主催)の一環で歌詞を募集した「森づくり賛歌」のCDのPRと予約申し込みチラシ1万2000枚が15日、会場で配布された。式典前には、ソ
プラノ歌手の雨谷麻世さんが、そのうちの1曲「僕にできること」を歌った。
同キャンペーンを指導する宮脇昭・横浜国立大名誉教授の「ふるさとの木によるふるさとの森づくり」を応援するため、07年5~8月に歌詞を募集。集まった346作品から3作品を原案に、作詞は荒木とよひささんが、
作曲は宮川彬良さんが手がけ「僕にできること」「森はみどりの学校」の2曲ができた。
CDは7月2日に日本クラウンから発売。2曲と「木を植えよう~いのちの森~」(宮川彬良さん作曲)が収録され、売り上げの一部は同キャンペーンの「マイマイツリー募金」に寄付される。
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