ID　7652

登録日　2008年 5月18日

タイトル

手作りおもちゃの展示施設、２４日に開館

新聞名

神戸新聞

元URL.

http://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/0001050892.shtml

元urltop:

写真:

　

カブトムシ、コマなど竹や杉を使った手作りおもちゃの展示施設「つくろう館」が２４日、南あわじ市賀集八幡にオープンする。同市内の自営業の男性が自宅敷地内に設け、木工体験教室も開く。子どもから大人 まで「作って遊ぶ」がテーマ。男性は「自分の手でモノを作る楽しみを知ってほしい」と意気込んでいる。（西尾和高） 　豊田克己さん（５７）。きっかけは十年前、同市内の里山へタケノコ掘りに出掛けた際の「生い茂る竹を何かに利用できないか」という思いだった。竹とんぼ、竹馬を手作りした幼少時代を思い出し、おもちゃ作りを始めた 。二〇〇二年から五年間は、同市内の観光施設で夏休み子ども木工教室の講師も務めた。そして「テレビゲーム以外の遊びを見つけて」と“夢の館”の開設を決意した。
　友人から譲り受けた竹で、これまで製作したおもちゃは千点以上。竹製のコマは、巻き付けたひもを引っ張るだけで回る。杉の木を削ったクワガタムシは、友達同士で戦わせるために台も作った。触角や足の部分は、鉄 筋を旋盤加工するなど、独自のアイデア満載だ。
　「つくろう館」は鉄骨二階建て延べ床面積二百四十平方メートル。一階は駐車場で、二回の展示フロアにおもちゃ百点を飾る。木工教室は展示フロア内に設け、おもちゃとともに竹の花器、ペン立てなど大人向けの工芸 品作りも企画する。
　豊田さんは「昔のおもちゃで、木のぬくもりを感じてもらえれば」と話している。おもちゃの展示見学は二百円。木工教室は一回五百円-三千円。豊田さんＴＥＬ０９０・７７６７・４７８７、０７９９・５３・１０８０