ID 7514
登録日 2008年 5月 6日
タイトル
緑・新・深~佐賀の木々を訪ねる
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/saga/news/20080506ddlk41040282000c.html
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元urltop:
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写真:
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幹の裂け目にスポンジ状の詰め物。3本のワイヤが幹を締め付ける。昨秋の落雷で痛々しい姿の西清寺(鳥栖市田代上町)の大イチョウだが、細い枝に緑の葉が吹き出している。「生きている証拠です」と梁
井信寿住職(69)が、ホッとした表情を見せた。
樹齢400年。戦前、福岡・大刀洗航空隊基地の飛行機の目印だった高さ32メートル、幹周り約5・4メートルの大イチョウが落雷を受けたのは、昨年9月15日の夕方。地上約8メートルにある「また」から根元まで縦に裂
けた。ギンナンの重さで倒れる恐れもあり、木の上部と枝が切り落とされた。
高さは約10メートル低くなった。しかし、生命力は強い。梁井住職は「枝は4、5年で伸びるでしょう」と期待を込める。【遠藤雅彦】=つづく
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