ID 7511
登録日 2008年 5月 6日
タイトル
千秋公園の桜、植え替え検討
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新聞名
秋田魁新報
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元URL.
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080506f
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元urltop:
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写真:
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秋田市の千秋公園の桜が樹齢110年(推定)を超えて樹勢の衰えが目立ち始めたことから、同市は樹木更新の検討を始めた。
同公園は1890(明治23)年、旧藩主の佐竹家から市へ管理委託された。これを機に旧藩士の間で、久保田城跡を市民の憩いの場にしようという機運が高まり、後に秋田市長となる羽生氏熟(うじなり)ら「有終会」が92
年に桜の苗木1170本を市へ寄付したと伝えられている。
現在、同公園にある桜はソメイヨシノなど771本。同課は、そのほとんどが明治期に有終会の寄付で植えられたもので、樹齢は110年以上とみている。一般的に桜の寿命は7、80年といわれており、千秋公園の771本
の多くは「限界が近づいている」(同課)状態。
市民からは「千秋公園に桜を植えてほしい」と苗木や現金の寄付の申し入れがあるが、市はこれまで古い桜を伐採する予定がなかったため、新たに植える場所がないとして断ってきた経緯もある。
市は今春から桜1本1本の状態を記録する現地調査をスタート。近く更新計画策定に着手して、1、2年かけて植え替えの規模や期間を具体的にまとめる予定。市民からの寄付の申し出も今後は有効に活用したい考え
だ。
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