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ID 7401
登録日 2008年 4月27日
タイトル
森林が侵食、県が対策
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20080426-OYT8T00988.htm
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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竹林の拡大で森林が侵食される被害が顕著になっていることから、県は今年度、竹林整備の対策を本格化させる。人工衛星の画像データを利用して竹林の面積を把握したり、専門家による検討会を新設し たりする方針だ。県森林政策課は「これまではボランティアが竹林を整備してきたが、もはや全県的な取り組みが必要な段階に来ている」と危機感を募らせている。
 近年、人の手が入らなくなった里山の竹林が急速に広がり、広葉樹林やスギ林を侵食して樹木が枯れる被害が県内全域で目立つようになった。
 同課によると、県が1960~70年代に行った調査では、竹林面積は500ヘクタールほどだったが、「今は倍近くに拡大しているのでは」とみる専門家もいるという。
 竹は地下茎が1年で横に2~5メートル伸びるほど成長が早いため、竹林面積などの継続的な調査が難しかった。しかし、現在は人工衛星で地表の光を測定することで調査が容易になった。県は、衛星の画像データを 利用して竹林の面積や分布を把握し、拡大範囲や侵食された森林の位置を特定したい考えだ。また、林業関係者や研究者らによる検討会を設け、竹林の整備方針や伐採後の処理方法、竹炭など竹製品などへの活用方 法を考える。
 竹林は、タケノコ採りや竹細工などに利用されてきた。しかし、同課によると、人間が山里に入る機会が減り、竹林が放置されるようになったことで荒廃が急速に進んだとみられる。竹の周囲の植物は、竹の日陰で生育 が妨げられて枯れてしまい、里山の生態系が破壊される恐れがあるという。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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