ID 7398
登録日 2008年 4月27日
タイトル
神木に平穏祈る 落河内のカツラのしめ縄新調
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新聞名
日本海新聞
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元URL.
http://www.nnn.co.jp/news/080426/20080426008.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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古くから神木として信仰を集めた鳥取市河原町北村の巨木「落河内(おちがこうち)のカツラ」に二十四日、地元住民らがしめ縄を付け替え、この一年の平穏を祈った。
カツラの巨木にしめ縄を取り付ける住民たち
このカツラは高さ約四十メートル、幹回り約十三メートルあり、樹齢は約五百年といわれる。根元付近から十数本の太い枝が出ている。毎年この時期に、北村老人クラブ(有田一彦会長)が、しめ縄を付けている。
以前は地元の落河内集落だけで付け替えていたが、一九七三年に県の天然記念物に指定されたのを機に、同クラブが中心になって実施するようになった。
北村公民館で二十三人のお年寄りが長さ十四メートル、直径十五センチ、重さ三十キロのしめ縄を作った後、車で現地に運んで古いしめ縄と付け替えた。
参加したお年寄りの一人は「昔は、冬が終わって山仕事が始まるこの時期に、しめ縄を新しくして山仕事の安全を願った。山仕事をしなくなった現在では、集落全体の平和を願っている」と話していた。
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