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ID 7368
登録日 2008年 4月25日
タイトル
被爆柿の木:3世、 譲り受けた苗を寄贈
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20080424ddlk40040633000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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平和教育に生かして  大任町伊原の造形作家、駒鳴(こまなき)秀光さん(69)が21日、長崎原爆で被爆した柿の木の3世の苗を田川市に寄贈した。駒鳴さん自身も長崎市で被爆しており「原爆の悲惨な記憶とともに、この木の生きる力を子 供たちに伝えたい」と語った。
 「被爆柿」は長崎市の爆心地から約900メートルにあり、幹の大半を焦がしながら生き延びた。同市の樹木医、海老沼正幸さん(59)が94年に治療し、その実からとった種で2世を育て、各地に植樹する運動を続けてい る。
 駒鳴さんは今月11日付本紙で、海老沼さんから受け継いだ3世の苗を苅田町の男性被爆者が育てていることを知り、連絡をとって1鉢を譲り受けた。一方、田川市が昨年の長崎平和集会に市民約40人を派遣するなど 熱心な取り組みを続けていることから「被爆柿を大切にし、平和教育に生かしてもらえそう」と寄贈を決めた。
 駒鳴さんは両足に被爆時の傷があり、今も体調不良に悩まされるという。家族にも被爆の事実を隠してきたが、友人の説得で5年前から語り部の活動を始めた。伊藤信勝市長に被爆柿の鉢を手渡した駒鳴さんは「焼け 焦げ、死ぬ寸前だった木が実をつけ、3世の苗を茂らせた。これを見て子供たちも、何があってもくじけずに生きる強い意欲をもってほしい」と話していた。【
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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