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ID 7330
登録日 2008年 4月22日
タイトル
国産スギ材を使った内外装材は使い物になるのか
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新聞名
nikkei Bpnet
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元URL.
http://www.nikkeibp.co.jp/news/const08q1/569122/
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元urltop:
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写真:
  木材業界の記事です
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日本住宅・木材技術センター(HOWTEC)は3月12日から13日にかけ、東京・新木場で最新の国産材利用技術に関する発表会を開いた。国産材の用途拡大については林野庁の2007年度予算から約1億円の開 発費が出ており、その成果を示すものとなった。この発表会を、木造戸建て住宅の設計・施工を中心に手がけるレビュー会員#0447小田切博志さん(小田切建築工房代表)が見学した。
国産材では特にスギ材の用途拡大が求められているものの、品質にはばらつきも大きく、これまでは建材の素材として大規模に使われてこなかった。国産材は内外装材として使い物になるのか――。実際に採用する場 面を想定しながら製品をチェックした。
製品名:デザインウッド メーカー名:中西木材 中西木材の掲載ページ(ウェブ・ショールーム) 価格:長さ4000mm×幅300mm×厚さ15mmの板材で2万3000円から 内装用積層材には広葉樹が多いが、これはスギを使っている。そのうえ、芯材と辺材の色の違いに着目し、模様を描いているのは新しい発想だと思う。まっすぐの縦目がきれいで、今風のモダンインテリアにも合う。組み 木細工のような模様もつくれるそうだが、少しうるさい気がする。ただ、積層することで、くせが減るのは間違いないから、とにかく使いやすくはなるはずだ。
気になったのは二点。一点は日焼けしても色の差が残るかどうかということ。スギ材は経年変化で色が変わりやすいので、芯材と辺材の色の差がどんどん減っていくのではないかと感じた。出展した中西木材に日焼けに ついて聞くと「ばく露試験を2年間行ったところ、多少色が似通ってきたが模様は失われていない」とのことだった。
もう一点は価格。原料がスギなのに広葉樹並みの立派な値段が付いている。製造段階で人件費がかかるのであれば、赤い部分をチークなどの広葉樹にする選択肢もあればより良いと思った。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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