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国の名勝地に指定されている館林市花山町の県立つつじが岡公園で「つつじまつり」が5月15日まで開かれている。約11万平方メートルの園内には約60種、1万株の色とりどりのツツジが咲き誇り、中でも高
さ5メートルの古木をはじめ、樹齢800年を超すヤマツツジの巨樹群は「世界に類がない」といわれている。
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| このほか同市出身の女性宇宙飛行士、向井千秋さんが、宇宙から持ち帰った「宇宙ツツジ」など、若木も古木もあでやかな色彩。目もくらむようなツツジが「真っ赤に燃えている」と例えられる。
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| 室町時代、同公園一体は「つつじが崎」と呼ばれ、17世紀初めに当時の館林城主、榊原康政が寵愛(ちょうあい)した「お辻」の霊を慰めるために、里人がツツジの株を植えたのが始まり。その後、江戸時代には歴代の殿
| 様がツツジを愛(め)で、大切に保護してきた。5月上旬まで順次、咲き続けると予想されており、毎年、県内外から約30万人の観光客でにぎわう。
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| 《メモ》
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| 東武鉄道館林駅から徒歩で約25分。東北自動車道・館林インターから車で約10分。近くに無料の駐車場もある。入園料は大人500円、中学生以下は無料。問い合わせは同市観光協会(0276・72・4111)。【
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。
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