ID　7289

登録日　2008年 4月21日

タイトル

シャトルに乗船「宇宙桜」開花 高山の光記念館

新聞名

岐阜新聞

元URL.

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20080421/200804210842_4595.shtml

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８年前、宇宙飛行士毛利衛さんとスペースシャトル・エンデバーに“乗船”した桜の種子から育った「宇宙桜」が高山市中山町の光記念館で開花した。わずか一輪のみだが、遠い宇宙の記憶を手繰るかのように 、空に向かって花びらを開いている。
　宇宙桜は、２０００（平成１２）年２月に１１日と５時間３８分の宇宙旅行をしたエゾヤマザクラ。毛利さんの故郷である北海道余市町で発芽、生育した。季節外れの時期に開花したり、つぼみのまま咲かなかった例などが 報告されており、同館でも初の開花。
　県内では３年前、同館と岐阜市科学館の２カ所に移植。光記念館の宇宙桜は、地元児童が「ゆめざくら」と命名し、見守ってきた。
　高山市内各所の桜はちょうど満開を迎えているが、ゆめざくらはほとんどがつぼみのまま。同館によると、開花が続く兆しはないというが、来館者らは一輪の花に熱い視線を送っている。