ID 7220
登録日 2008年 4月17日
タイトル
あでやかさ観光客魅了 福島・三春の滝桜
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080417t65004.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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国の天然記念物で日本三大桜の一つ、福島県三春町の滝桜が見ごろを迎えた。滝が流れ落ちるような枝ぶりが大勢の観光客らを魅了している。
例年より2日早い13日に開花。18日ごろ満開となる予定で、23日ごろまで楽しめるという。好天に恵まれた16日は、平日にもかかわらず大勢の観光客や家族連れが訪れ、鮮やかな巨木を写真に収めていた。
滝桜はベニシダレザクラで、樹齢1000年以上と推定される。高さは約12メートル、根回り11メートル、枝の広がりは25メートルにも達する。
◎巨大絵手紙世界に発信 東京の山路さん
見ごろを迎えた福島県三春町の滝桜を畳3枚分の巨大な絵手紙に収めようと、東京在住の絵手紙作家山路智恵さん(26)が16日、現地で制作を始めた。北京五輪の認可事業として今夏、世界中の絵手紙を集めた展示
会と山路さんの個展が北京の国家図書館で開催される予定で、完成した滝桜を出展したい考えだ。
絵手紙は、はがきなどに墨や日本画の顔料で絵や言葉を描く。山路さんは今回、和紙を用い、雨が降らなければ3、4日ほどで滝桜の絵手紙を仕上げる。
山路さんは小学生のころから毎日、絵手紙を描き続け、長野県栄村に作品を集めた美術館が設立されるなど活躍している。大学時代から中国の建造物などを描いてきた縁で、日中の懸け橋として今回、北京五輪の文
化事業では唯一、個展の開催を許されたという。
以前から滝桜を描きたいと思っていた山路さんは、3月に現地を訪れ、「1000年以上の揺るぎない流れを感じた。想像以上だった」と感動。地元の協力で制作が実現した。
山路さんは「伝えたい相手がいるのが絵手紙の良さ。平和の祭典で、平和のメッセージを伝えていきたい」と話した。
協力した地元の観光バス会社の担当者は「素晴らしい桜を全国、全世界に発信してほしい」と期待している。
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