ID 7168
登録日 2008年 4月12日
タイトル
森林セラピー基地:奥多摩の5遊歩道、都内初 一般客募り来月モニターツア
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20080412ddlk13040430000c.html
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元urltop:
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写真:
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都心から2時間。「癒やしの森」へいらっしゃい--。奥多摩町が都内で初めて、「森林セラピー基地」に認定された。森林浴を通じて、町民や来訪者の心と体の健康増進を図る。本格的な観光展開は来年度か
らだが、奥多摩町は来月、一般客を募りモニターツアーを実施する。
森林セラピー基地は、林野庁の外郭団体が進める事業。森林浴のストレス解消効果、癒やし効果を科学的に検証しており、日本医科大との研究では「ガンを抑制する免疫細胞が森林浴によって50%アップした」との結
果が得られたという。これまでに長野県飯山市など、全国で35カ所がセラピー基地として認定されている。
今回認定されたのは、「奥多摩湖いこいの路」「川苔谷・百尋ノ滝探勝路」など奥多摩町内の遊歩道5カ所。町は「おくたま巨樹に癒される町」と命名し、車いすの人でも散策を楽しめるコースを整備するなど、来年度から
の本格実施に向け、準備を進めている。
町観光産業課によると、05年度に町内を訪れた観光客は145万人。レジャーの多様化もあり、00年度に比べ約25万人減少した。地元の旅館業者や医療関係者とも連携し、基地認定を「町おこし」の起爆剤にしたい考
えだ。
観光産業課の原島滋隆さんは「現状では、観光客の9割が日帰り。森林セラピーと観光を連動させ、滞在型の観光を根付かせたい」と話す。他県の基地と違い、都心から2時間で行かれる好立地も「観光客を呼び寄せる
売り」になるという。
モニターツアーは来月28日から1泊2日。多摩川河畔の散策や旬の料理のもてなしに加え、ストレスの度合いを測るイベントもあり、森林浴の効果を実感できる。参加費用は1万9500円。先着20人で、20歳以上が対
象。募集期間は今月15日から1カ月間。問い合わせは町観光産業課(0428・83・2295)まで。【
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