ID　6973

登録日　2008年 4月　2日

タイトル

枝いっぱいに淡いピンク　境港・渡の薄墨桜

新聞名

日本海新聞

元URL.

http://www.nnn.co.jp/news/080402/20080402008.html

元urltop:

写真:

　

　鳥取県境港市渡町の渡公民館の庭で、国指定の天然記念物「根尾谷薄墨桜」（岐阜県本巣市根尾板所）の種子から育った薄墨桜が今年も開花した。
可愛らしい花をつけた薄墨桜 　親木は樹齢１５００年と言われる幹周９．２メートルの巨木。つぼみの時は薄いピンク、開花すると白色、散り際には淡い墨色を帯びてくる。ソメイヨシノより小ぶりの花弁。
　１９９２年、渡町出身で名古屋市在住の門脇龍さん（69）が、この樹齢にあやかり同級生の健康と長寿を祈念しようと旧根尾村老人クラブから苗木５本を取り寄せ、渡町に住む同級生の門脇哲也さん（69）に植樹を依頼。
２本は枯れたが、２本は渡公民館に、残る１本は渡小学校に根付いた。
　門脇さんが丹精込めて育てた桜は１２年目に１本が開花。昨年初めて３本とも開花し、今年は３本とも枝いっぱいにつぼみをつけた。中でも公民館南の庭の桜は幹周40センチ、樹高４メートルに生育し、現在３、４分咲き 程度。門脇さんは「長寿を願って同級生と花見ができれば」と話している。