ID 6953
登録日 2008年 3月31日
タイトル
サクラ前線1週間早足 シラカバ花粉はもうすぐ 史上最高ポカポカ3月
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/84573.html
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元urltop:
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写真:
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気象台や測候所など道内二十二カ所のデータを平均した三月の月平均気温は三十日現在、平年を二・六度上回り、観測史上最高となる見込み。
陽気に誘われるように、サクラの開花は例年よりもぐんと早まりそうだ。民間気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京)は、函館の開花日を四月二十六日、札幌同二十九日などとし、平年より六-七日早くなると予想。「
今後の天候次第ではさらに早まる可能性もある」という。札幌管区気象台も「一週間前後は早まりそう」と見込む。
サクラの開花は、直前の気温が大きく影響するが、同気象台は「四月も引き続き平年よりも気温の高い状態が続く」とみており、大型連休中に見ごろを迎えるところが多くなりそうだ。
駆け足でやってくるのはシラカバ花粉も同じ。例年四月中旬以降に飛散を開始し、道民を苦しめているが、日本気象協会道支社の気象予報士北原宏之さん(36)は「陽気のせいで、今年は四月に入れば飛び始める可能
性がある」とみる。
時期が早まるばかりではない。シラカバ花粉アレルギーを持つ人にやっかいなのが、今年の飛散量が過去最大規模と予想されていることだ。
昨年五月下旬から六月にかけての気温が平年より高く推移し、日照時間も長かったことから、花粉を出す雄花の生育条件が整ったためだ。
このため、同支社ではシラカバ花粉の飛散量を札幌と旭川で例年の一・五-二・五倍と予想。道立衛生研究所(札幌市北区)も「過去最大だった二〇〇〇年並みに増える可能性がある」と警鐘を鳴らす。
花粉症は、一定量の花粉を取り込むと体内に抗体ができ、発症する。同研究所では「今まで花粉症が顕在化していない人でも、空気に漂う花粉の量が増えるため、今年は発症する可能性が出てくる」と指摘。「今年だけ
でもマスクなどの対策で花粉を取り込まないようにしてほしい」とアドバイスする。
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