ID 6839
登録日 2008年 3月23日
タイトル
「後世に残したい」 坂戸市にクローン桜寄贈 住友林業
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新聞名
埼玉新聞
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元URL.
http://www.saitama-np.co.jp/news03/23/08l.html
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元urltop:
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写真:
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住友林業(東京都千代田区)がクローン化に成功した醍醐寺(京都府)の枝垂れ桜が二十一日、坂戸市新堀の入西公民館に寄贈された。
世界文化遺産に登録された同寺の境内にある枝垂れ桜は、近年は衰えが目立ち、枯死が心配されている。同寺は「歴史的に大切な資産であるこの桜を後世に残したい」と同社に依頼した。
同社はこの桜のクローン作りに着手し、芽の先端の組織だけを切り出して特殊な培養液を入れた試験管の中で増やす「組織培養」の手法でクローン化に成功。世界初の事例で、苗木を「太閤千代しだれ」と名付けた。
クローン化成功と啓発を記念し、同社は二〇〇七年、太閤千代しだれの贈呈先を募集した。
この企画に、坂戸市在住の宮坂光子さんが「自らが三十年以上住んでいて愛着があり市の木が桜である坂戸市に」と応募して見事当選。今回の寄贈となった。
寄贈式では、同社埼玉西支店の古屋正明支店長と宮坂さんに伊利仁坂戸市長から感謝状が贈呈され、同社からは伊利市長に鑑定書が贈られた。
伊利市長は「後世に名を残す名木となり市を代表する桜となるよう大切に育てていきたい」と感謝した。
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