ID　6815

登録日　2008年 3月23日

タイトル

ど根性ザクラ：伐採せず保存－－府中市教委

新聞名

毎日jp

元URL.

http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20080323ddlk13040221000c.html

元urltop:

写真:

　

国の天然記念物に指定されている府中市の「馬場大門けやき並木」で、折れたケヤキの切り株に寄生したヤマザクラについて、けやき並木の保護管理に取り組む市教育委員会は伐採せず保存することを決め た。「ど根性ザクラ」と呼ばれて親しまれているためだ。
　「ど根性ザクラ」は京王線府中駅北口のそば、八千代銀行府中支店前に立つ。折れた高さ約３メートルのケヤキの切り株上部から、空に向かってさらに７～８メートルのサクラが伸びている。樹齢は数年程度とみられる。
付近にヤマザクラはないため、市教委は鳥のフンに含まれた種が切り株の内部に根を伸ばして成長したとみている。
　ケヤキの切り株は昨年８月、台風の影響で樹皮がはがれたため鉄パイプで足場を組み補強された。専門家からは「倒木の危険はない」と助言があり、市教委はケヤキ、サクラとも保存を決めた。【