ID　596

登録日　2006年 3月21日

タイトル

鳥取砂丘すっきり 住民ら90人が雑木伐採

新聞名

日本海新聞

元URL.

http://www.nnn.co.jp/news/060322/20060322004.html

元urltop:

写真:

　

鳥取市福部町湯山のサンドパルとっとり周辺で二十一日、景観改善のための樹木伐採作業が行われた。地元住民など約九十人が参加し、かまやチェーンソーを使って作業。視界を遮っていた雑木を取り除い ていくと、次第に美しい砂丘の光景が広がった。
　鳥取砂丘景観保全協議会（会長・三田清人鳥取県文化観光局長）と湯山観光委員会（橋本浩明委員長）が実施した。
　同協議会と鳥取砂丘景観保全調査研究会（会長・神近牧男鳥取大学乾燥地研究センター長）は、昨年十月から砂丘の景観改善に向けた防砂林の伐採について検討。砂丘南側の県道全長約一キロについて、沿線の視界 を遮る樹木を取り除く計画を決めた。
　この日は、計画されているうちの約二百メートル分の区間に沿って作業。参加者は、持参した道具を手に一斉に散らばり、ニセアカシアなど高木になった樹木を次々と伐採した。
　作業が進むにつれ、壮大な砂丘が歩道からも目にできるようになった。
　同局文化政策課鳥取砂丘室の堀田利明室長は「伐採することで、砂丘が目に飛び込んでくる感覚になってくれれば。観光シーズンとなる夏までには計画を済ませ、観光客を迎えたい」と話していた