ID 6801
登録日 2008年 3月21日
タイトル
鹿島神宮(中)巨木茂る巨石伝説の森
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080321/acd0803210804002-n1.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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鹿島神宮の太古の姿を求めて、杉の巨木が立ち並ぶ参道をたどる。境内は東京ドームが15個入る広さがあるとか。広大な森の中心部へ真っすぐ伸びる道の突き当たりに、ひっそりとコケむした奥宮が立って
いた。
昭和43(1968)年に建てられた大鳥居からここまでは、歴史をさかのぼる道行きだ。寛永11(1634)年築造の楼門をくぐり、元和5(1619)年の本殿を拝む。そして奥宮は慶長10(1605)年、徳川家康が関ケ原で
戦勝した記念に寄進したものだという。
街の喧噪(けんそう)はほとんど届かない。奥宮の裏側に回って小道をたどると「要石(かなめいし)」にたどり着く。中央部が凹んだ丸い石が鎮座している。
直径約30センチ。小さな木の鳥居と柵がなければ見過ごしてしまいそうなサイズだけど、巨石の一部なのだという。言い伝えでは、江戸時代に徳川光圀公が七日七夜掘らせたが根元を見ることができなかったとか。む
ちゃするなぁ、黄門さま。
鎌倉時代の文献にも石の記述があるそうだ。でも、いつから存在しているのかは不明。タイムトリップは一気に時代をさかのぼる。
要石を訪ねるように勧めてくれた鹿島神宮の禰宜(ねぎ)、萩原継男さん(67)の言葉を思い出す。
「神道の原型は、イワサカヒモロギの世界です」
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