ID 6747
登録日 2008年 3月14日
タイトル
政宗の木:伏見・海宝寺の「木斛」後世へ 森林総研関西育種場、後継苗木贈る
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新聞名
京都毎日jp
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元URL.
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20080314ddlk26040369000c.html
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元urltop:
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写真:
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森林総研関西育種場が増殖
奥州を代表する戦国武将・伊達政宗のお手植えとされ、「政宗の木」として海宝寺(伏見区桃山町正宗)に伝わる樹齢450年の木斛(もっこく)を後世に受け継ごうと、独立行政法人「森林総合研究所」林木育種センター関
西育種場(岡山県勝央町)が13日、育てた後継苗木20本を同寺へ寄贈した。
同寺一帯は、政宗が豊臣秀吉に与えられた土地に建てた屋敷跡。木斛はツバキ科の常緑樹で、本来まっすぐ上に伸びるが、政宗の木は四方に広がる力強い枝ぶりで知られた。
しかし、20年前ごろから根の空洞化などで枯死の危機に陥り、樹木医が枝数本を切断したり幹を麻布で覆うなどの治療にあたっている。さらに同寺は05年7月、不測の事態に対応できるようにと、同育種場へ苗木の育
成を依頼。この日は、2年半年かけて挿し木で増殖した高さ約15~30センチの苗木を、同育種場の岡本元一・遺伝資源管理課長が荒木正啓住職に手渡した。
荒木住職は「親木が元気になるのが一番だが、後継の苗木も大切に育て、政宗の木を受け継いでいきたい」と話した。
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