ID　6671

登録日　2008年 3月10日

タイトル

吉野山再生へ若木植樹

新聞名

読売新聞

元URL.

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20080309-OYT8T00641.htm

元urltop:

写真:

　

荒廃した吉野山の再生に取り組んでいる吉野町の吉野フォレスト森林整備推進会議（坂本良平代表）のメンバーら約１００人が９日、同町橋屋の山林で、ヤマザクラなどの若木約２００本を植樹。間伐材でプラ ンターを作るなどの活動にも取り組んだ。
　同会議は、世界遺産の「紀伊山地の霊場と参詣(さんけい)道」内にある吉野山の自然を守ろうと、昨年、大手物産会社の環境基金を活用し、吉野中央森林組合やボランティア団体、県立吉野高など８団体で結成。山林植 樹は昨年に続いて２度目。参加者は、吉野山の下千本駐車場に長靴や地下足袋姿で集合。森林組合員から注意事項を聞いた後、シカよけネットや防草シートなどを手に山へ分け入り、伐採されたばかりの山の斜面約２０ ００平方メートルに、将来吉野山を彩るヤマザクラや紅葉が美しいカエデを１本１本丁寧に植えた。
　午後からは、駐車場で、県立吉野高森林科学科生が製作した、木炭ガスと太陽光パネルの発電で走るハイブリッドカー「もっくん」に試乗し、木炭ガス発電装置などを見学。同高で、「世界遺産・奈良吉野の森を守る」と レーザー光線で彫ったロゴマーク入りのプランターも作った。
　昨年に続いて参加した大阪狭山市職員の上野由加利さんは「都会ではできない貴重な体験ができた」と喜んでいた