ID 6664
登録日 2008年 3月10日
タイトル
直実ゆかりの桜を植樹 市民グループが菩提寺の熊谷寺に
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新聞名
埼玉新聞
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元URL.
http://www.saitama-np.co.jp/news03/10/07x.html
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元urltop:
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写真:
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熊谷市の市民グループ「桜ファンクラブ」(横田透会長)は九日、熊谷出身の武蔵武士の熊谷直実の名を取った熊谷桜(クマガイザクラ)の苗木五本を、直実の菩提(ぼだい)寺で同市仲町の熊谷寺(漆間和美
住職)に植えた。
熊谷桜は早咲きの八重桜。熊谷直実が一の谷合戦で先陣争いをした故事にちなんで名付けられた。江戸時代の文献にもその名が出てくるが、幕末の動乱で希少な桜を育てていた大名・旗本屋敷が荒廃。熊谷桜も幻の
桜となっていた。
十数年前にその桜が日本花の会の農場に三本残っていることが分かり、桜ファンクラブが熊谷市内での増殖に取り掛かった。これまで石上寺や中央公園などに植樹を行ってきたが、「やはり直実さんのご本家に植えな
ければ」(代表の横田さん)。同寺の漆間住職の協力を得て、植樹にこぎ着けた。
この日は会員の福島宗叔さんが自宅屋上で育てた苗三本を含む五本を用意。蓮生法師(直実出家後の名)の像や墓所の前に植えた。横田さんは「将来は日本全国の直実さんゆかりの地やお寺に熊谷桜を植えてもらい
、ネットワークができれば」と話していた。
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