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ID 6656
登録日 2008年 3月 9日
タイトル
花粉ほとんど飛ばないスギ 滝沢の育種場が開発
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20080308-OYT8T00799.htm
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元urltop:
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写真:
 
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 独立行政法人「森林総合研究所」の林木育種センター東北育種場(滝沢村)は、花粉がほとんど飛ばないスギの品種を、新たに5県で10種類開発した。従来のスギに比べて花粉の量は1%以下という。林野 庁は、全国の国有林で花粉が少ない品種への切り替えを進めており、花粉症への根本的な対策として期待がかかる。
 東北育種場では、1960年ごろから東北各県と新潟県で育つ約700種類のスギについて研究している。この中から、〈1〉花粉を出す雄花が少ない〈2〉花粉の飛散が多い年でもほとんど花粉をつけない〈3〉木材として の品質が一般のスギと変わらない――などの条件を満たす品種を選び、育成した。
 その結果、青森2、岩手1、宮城2、秋田4、新潟1の計10品種を「少花粉スギ」として開発した。少花粉スギの認定は、2002年に11品種を選んで以来、2回目。今後、数年間かけて苗木を育成し、各地で植林を進める 。
 県内から選ばれたのは「水沢6号」という品種。県林業技術センターによると、花粉が少ないだけでなく、一般のスギに比べて木材としても密度が高く、優れているのが特徴という。
 県内では、2007年から林野庁の三陸中部森林管理署が陸前高田市などで少花粉スギの植樹を進めている。県林業技術センターも独自に品種開発を進めており、これまでに苗木1万本を出荷しているという。県森林 整備課は「まだ苗木自体の数が少ないので、今後は生産を増やしていきたい」としている。
■今年の飛散量は多め盛岡で平年比49%増  環境省環境安全課によると、盛岡市の今春の花粉飛散量(スギ、ヒノキ)は、1平方センチ・メートルあたり2736個で、昨年の1650個を65%上回る見込み。平年と比べても49%多い。
 昨年夏に日照時間が長かったことが影響しているという。
 同省はホームページで「花粉症保健指導マニュアル」を公表しており、「マスクや帽子をかぶること」「外出時にはウール製の服装を避ける」などの予防策を紹介している。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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