ID 6562
登録日 2008年 3月 3日
タイトル
今年もつらい花粉症 スギは平年並みか多め
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新聞名
日本海新聞
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元URL.
http://www.nnn.co.jp/news/080303/20080303003.html
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元urltop:
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写真:
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くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ…。花粉症の人にはつらいシーズンがやってきた。鳥取県内の薬店や電器店では、花粉症対策の関連商品を求める人の姿が目立ち始めた。今年のスギ花粉の飛散量は
平年並みか多め。医療機関では、重症化を防ぐためにも早めの受診を呼び掛けている。
鳥取県内のスギ・ヒノキ花粉飛散状況を調査している鳥取地球環境研究所鳥取分室の市谷年弘さん(鳥取市)によると、岩美町にある観測地点で二月二十五日、ごく少量のスギ花粉が観測されたが、本格的な飛散はま
だ始まっていないという。「今年は雪の影響で飛散開始が遅れている。南風が吹き、気温が上昇している日が開始日になる可能性が高い。もうそろそろだろう」と注意を呼び掛ける。
気になる飛散量については「平年並みかやや多い」と予測。三寒四温を繰り返し、南風の強くなる三月中旬がピークだとしている。
薬店のシンヤクドーアピー店(鳥取市)では、一月末から花粉対策コーナーを設置。花粉やほこりによるアレルギー発生を抑える点眼薬や内服液、質感の柔らかいティッシュなど約四十五種類がそろう。
今年は、二月に低温が続いたため風邪コーナーが例年より長く設置されているが、今週中にも花粉症コーナーを拡大。花粉の侵入を防ぐマスクや眼鏡、衣服への花粉付着を防止するスプレーなど花粉症対策グッズを
充実させる。
家電のデオデオ鳥取本店(同市)では、吸引力の高い大型の空気清浄機が売れ筋。花粉やほこりを足元から吸い取る商品や、加湿機と一体になったタイプが人気という。外干ししない乾燥機能付き洗濯機や、空気中の
汚れを自動的に検知するエアコンも関心を集めている。いずれも二月に入ってから売れ始め、昨年に比べ二、三倍近い好調な売れ行き。同店は、商戦は四月まで続くものと期待している。
きむら耳鼻咽喉科(同市)では、一月末ごろから花粉症患者が訪れている。木村寛院長によると、小学生や幼児が増えているといい、登下校や体育の授業のマスクや眼鏡の着用を勧める。家庭でも、ベランダなど屋外
に布団をなるべく干さない、外出時にはウインドブレーカーなど花粉が付きにくい衣服をはおるなど、花粉を室内に持ち込まないことが大切だと指摘。また「症状のひどい人は早めに医療機関を受診してほしい」と初期
療法を呼び掛けている。
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