1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 8.樹木
  4. 樹木・植樹・木のニュースアーカイブ TOP
ID 6413
登録日 2008年 2月20日
タイトル
角館の武家屋敷や桜守ろう 仙北市が保存基金創設
.
新聞名
河北新報
.
元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080220t41012.htm
.
元urltop:
-リンク切れ-
.
写真:
 
.
 武家屋敷と桜の名所を守ろうと、秋田県仙北市は角館町の伝統的建造物群保存地区(伝建群)の保存基金を創設する方針を固めた。基金は武家屋敷の補修や樹木の維持管理に充てたり、市が建造物を買い 取ったりする場合に取り崩す。26日開会する市議会2月定例会に条例案を提出する。
 基金は1億円造成が目標で、原則として毎年500万円ずつ一般財源から積み立てる。2007年度分として、市は同定例会に補正予算案も提出。08年度分は財政状況を見ながら、年度途中の補正予算案に計上する。
 市内外から寄付も募る。具体的な手法は検討中だが、武家屋敷パンフレットの販売収入の一部を基金に回したり、「ふるさと納税」の一環として募ったりするなどのアイデアが浮上している。
 伝建群には藩制時代の武家屋敷や板塀、生け垣など歴史的建造物が60ほどある。国の天然記念物に指定されたシダレザクラなど、樹齢を重ねた樹木も少なくない。
 だが、いずれも所有者は高齢で今後、維持管理できなくなる事態が想定される。第三者への売却は規制できず、歴史的建造物を失う可能性もある。過去にも武家屋敷が商店に変わってしまったケースがあった。
 基金は、武家屋敷の所有者が土地や建物を手放そうとし、市が買い取る必要性が発生した場合の財源とする。かやぶき屋根のふき替えなど、国庫補助事業だけでは足りない補修にも充当する。
 伝建群保存のための基金は、合掌づくりの集落で知られる岐阜県白川村など、全国15市町村が創設しているが、東北では初めてとなる。
 武家屋敷「石黒家」の所有者でもある石黒直次市長は「武家屋敷の保存に逆行した売買を阻止するのが目的。できるだけ早く、少なくとも目標額の半分、5000万円を造成したい」と話している。
..

このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

中川木材産業のビジネスPRその10   当社設計・施工のウッドデッキの事例その1 ホームページはコチラです。 画像クリックで拡大(公開2018.8.1 更新2019年9月11日 )