ID　6353

登録日　2008年 2月16日

タイトル

秋田の太平川沿いの桜並木を伐採

新聞名

読売新聞

元URL.

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20080216-OYT8T00427.htm

元urltop:

写真:

　

　県が発注した秋田市楢山の太平川の河川掘削工事で、秋田市の建設会社が堤防沿いの桜並木の枝を伐採した際、県が伐採範囲を十分に確認しなかったため、地元住民が了解していない幹まで伐採してい たことがわかった。県は工事を中止し住民側に陳謝した。現場は住民が観桜会を行う憩いの場になっていた。
　県河川砂防課によると、工事では川の水位を下げるため河川を２５３メートルにわたって掘削する計画だった。県と建設会社は１月、住民側と話し合い、工事車両の通行の支障になる枝を切る了解を受けた。同社は２ 月１３日から、桜１２本の枝を伐採したが、業者は幹の部分まで伐採。住民は「了解した以上の太い部分まで切っている」と県に抗議した。
　県は「伐採するのは先端の枝葉だけ」と考えていたが、同社との間で桜の伐採範囲を十分に確認していなかったという。今後、幹の切り口などの保護を行う。
　県幹部は１５日に記者会見し、「ひと枝、ひと枝検証しながら切るべきだった。反省している」と陳謝した。